2021年度から中学校の内申評価の観点が変更されます!

さて、2021年度から中学校、2022年度から高等学校の学習評価の観点が変更されます。

今日はこの変更点についてお話ししていこうと思います!

2021年度から実施される新学習要綱では、従来の4観点から3観点へと変更されています。

従来は、

①「知識・理解」

②「技能」

③「思考・判断・表現」

④「関心・意欲・態度」という4つの観点で評価がついていました。

しかし、変更後は

①「知識・技能」

②「思考・判断・表現」

③「主体的に学習に取り組む態度」

という3つの観点へと変更されています。では、各観点について詳しくお話ししていきます。

目次

①「知識・技能」について

文部科学省は、「知識・技能」の評価について次の2点を挙げています。

●個別の知識及び技能の習得状況について評価する。

●それらを既有の知識及び技能と関連づけたり活用したりする中で、概念等として理解したり、技能を習得したりしているかについて評価する。

この観点は、普段の授業で学んだ部分が定着しているかどうかを見るものなので、主に小テストや、定期テストで評価されていくと考えられます。

②「思考・判断・表現」について

「思考・判断・表現」については、以下のように定められています。

●各教科等の知識及び技能を活用して課題を解決する等のために必要な思考力、判断力、表現力等を身につけているかどうかを評価する。

この観点は、授業で学んだことをどのように表現できるか、どのように判断して問題を解いているかなど多岐に渡ります。

しかし、知識の獲得とは違い、すぐにできるようになることではありません。

継続して学び、思考していくことが重要になってくる観点です。

③「主体的に学習に取り組む態度」について

「主体的に学習に取り組む態度」は、「学びに向かう力」と「人間性」という観点に分けられるのですが、「人間性」(感性・思いやりなど)に関する部分は成績には入りません。

「主体的に学習に取り組む態度」の評価については、以下のように定められています。

●知識及び技能を獲得したり、思考力、判断力、表現力等を身につけたりすることに向けた粘り強い取り組みの中で、自らの学習を調整しようとしているかどうかを含めて評価する。

これは、勉強に対する主体性を評価する観点になっています。具体的には、授業態度(授業を聞く態度等)、提出物(学校のワークや感想文などの自由記述の内容等)、授業への参加(挙手や発言など)がカギとなります。

従来の「関心・意欲・態度」の観点と何ら変わりはありませんが、主体的に勉強するという、提出物の内容を含めた能動的な勉強が求められると考えられます。

以上のように、成績評価の観点が変更になり、より一層勉強に対する能動的な態度が求められるようになってきます。

評価の観点が変更されても、しっかり対応していけるよう、一人一人丁寧にサポートさせていただきます!

今後も、勉強情報や受験情報など、こちらのさくら予備校ブログから発信していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います!

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