学期の期間と成績期間の矛盾を考えてみる
こんにちは。
緑区の学習塾個別指導さくら予備校の塾長です。
さて、今日は二学期の終業式です。
つまり、今日で二学期は最後だと思いますよね?
それが違うんです。
例えば名古屋市の公立の小中学校の場合、三学期制を採用しているのですが、その期間は下記の通りなんです。
一学期4月1日〜8月31日
二学期9月1日〜12月31日
三学期1月1日〜3月31日
です。
例えば、一学期なら一学期の終業式まで!
と思っている方もたくさんいるのでは?と思い今回、書かせていただきました。
しかし、重要なところはここではありません。
中学校を例にすると一学期であれば、だいたい6月末〜7月の初めに期末テストがあるんです。
そして、7月の中旬の授業は二学期の成績に入っていることが多いです。
そりゃ、7月の20日前に通知表を渡さないといけないから、そうなるでしょ!!
と学校の先生から聞こえてきそうです。。。
確かに学校の都合上そうなってしまうのはわかりますけども、、
えっでも、一学期は8月31日までなんですよね?
それでは、9月1日に一学期の通知表を渡せばよいのでは?
となりますが、そうはいきません。
夏休み前に成績を出して課題点を踏まえてもらって夏休み中の学習に活かしてほしい!
ということを、学校は考えているからだと僕は思っています。
でも、これは一学期だからそういう話で済むのでしょうが、
二学期からは、そういうわけにはいきません。
受験生は大切な時期に入ってくるからです。
そもそも、愛知県の公立高校入試の場合、3年生の三学期の成績を入試には使用する。
と認識している人が多いと思います。
しかし、これは大きな間違いです。( ・∇・)
えっ??ってなりましたか?
ここはですね、1月開催の保護者説明会で詳しく説明しようと思います。
話は元に戻ります。
上でも書きましたが、7月中旬の授業は二学期の成績に入っていることが多いと書きました。
これは、二学期でも同じことが起こります。
つまり、11月末に行われた期末テスト後の12月は三学期の成績に入ることが多いということです。
でもね、そもそも三学期の評定というものは存在しないことが多いんですよ。
通知表に書かれているのは、学年と書かれていますからね。
学期は三学期制なんだけど、三学期単体の成績はつかないということなんです ( ・∇・)
そして、一学期に学んでいることの成績は二学期に含まれていることもある。
さらには、二年生で学んだことが三年生の成績として反映されるということもあります。
ややこしいですよね。
学校教育には教育課程というものがあって、一年間の教育スケジュールは決まっているはずなんです。
しかし、その教育課程というものは保護者や生徒に公表しなければならないとはなっていません。
あくまでも、公表することが望ましいとなっているのです。
いかにも、役人が考えそうな文言ですよね。← 少し嫌味です笑
別に公表しなくてもいいんだよ。
と、なるならば、教育基本法の話をしましょうか。
中々、一般の方はご存じないと思いますが、少しお話ししますね。
教育基本法第十条
- 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
- 2 国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない
と文科省は言っていますので、学校と家庭の関係をよりよくしていくために、風通しの良い情報公開をして欲しいなと思います。
でも、学校の先生も忙しくて大変なのでしょうね。( ; ; )
今後も、地域で協力できることはやっていきたいなと思います。
まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、この辺りのことも、保護者会で詳しく説明したいと思います。
それではお時間となりました。
また明日。
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