塾長が漢字の、とめ・はね・はらい問題を、ぶった斬る!

こんにちは。名古屋市緑区さくら予備校の塾長です。

初めに一言

暑い!!!!!!!

でも、今日の塾長は熱い!!!!!!

暑い

熱い

異字同訓ですね。

えっ??

異字同訓?

同訓異字ではなくて??

結論

どちらでもいいです笑

文化庁的には異字同訓なので、異字同訓と表現しました。

さて、全国3000万人のさくら予備校ファンの皆さま。

今日、書いていきたいのは、

漢字の、とめ、はね、はらいの問題

これについて書いていきます。

いきなり、いきますね。

そもそも、昭和24年の「当用漢字字体表」以来、

その文字特有の骨組みが読み取れるのであれば、誤りとはしない。

昭和24年?????

えーーーーっと、西暦だと1949年だから、今から、

72年前 ( ゚Д゚)

おーずいぶん前だな。

でも、その時には、もう決められていたことなんです。

そして、平成22年に改訂された「常用漢字表」でもその考え方を継承しているのです。

さて、先ほども書きましたが、

その文字特有の骨組みが読み取れるのであれば、誤りとはしない。

つまり、これってどういう事??

簡単に説明すると、

別の文字として認識されなければ問題なし!

という事です。

ここで、漢字の専門的なところを少しだけお話しします。

そもそも、漢字には「字体」「字形」「書体」などの概念があります。

今回は、字体と字形についてお話ししたいと思います。

まずは、字体から。

「字体」というのは、文字の骨組みの事である。

えっ????

説明しよう。

字体が異なる例

上の3つは、別々の漢字ということが認識できます。

その理由は、点画(漢字を構成している点と線)の数の組み合わせなどが違うので、骨組みが異なっている。

このような文字の骨組みのことを、

字体

と言うのです。

つまり、上の3つはそれぞれ異なる字体を備えているということになります。

さて、それでは、下の

字体は同じ例

とか

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それぞれ、形状はちがうのですが、通常ではすべて同じ漢字として認識される。

つまり、 骨組みが同じなので同じ字体ということになるんです。

それでは、何が違うかといえば、長短、方向、接触の有無、とめ、はね、はらい等が違うのですが、

その違いがあっても、骨組みは共通しているのでいずれも、同じ漢字として認められるのです。

このような文字の表し方を、

字形

というのです。

字形の違いが字体の違いに及ばない限り、字形だけが正しく、他は間違い!!!とは言えないってことなんですよ。

それじゃ、とめ、はね、はらいってのは、すべての字体には関係ないのでは???

残念ながら、世の中そんなにうまくはいきません。

その一部を紹介します。

これは、「はね」があるなしで、別の文字になっているわけですから、字体が異なる。

こちらの場合は、横の線の長さによって読みが異なるので、字体が異なる。

これは、1画目をはらうかはらわないかで、読みが変わってくるため、字体が異なる。

どうですか?

漢字って深く追及すると面白いですよね。

さて、この、字体と字形のことは文化庁から発表されていることなのですが、

常用漢字表に記載されていることをなぜ、改めて報道発表したのか?

その背景は、元々は役所への書類の提出で、役所の人に、とめ、はね、はらいを細かく指摘された。

という事が多数あったそうです。

そこで、文化庁が、そこまで細かくなくてもいいよ!という事を平成28年に報道発表したというのが経緯です。

なんと。役所への書類で。Σ(・□・;)

何が書いてあるかわかればいい書類で、そこを細かく何度も指摘されたら、

はぁ?うっせぇ うっせぇ うっせぇわ どうだっていいぜ問題はナシ!

って言いたくなるかもなーーーー

言わんけど。

さわやかな笑顔で、さらっと修正します笑

さて、ここから、いよいよ本丸です。

えっ?今から?

そうです。今からです。

全国1億2000万人のさくら予備校ファンの皆さま。

大変お待たせいたしました。

いきます。

じゃ、学校のテストや入試で漢字のとめ、はらい、はねは、どのように採点されるのか??

ここですよね。

まずは、学校の定期テストの採点。

結論から言います。

これはですね、学校の先生の指導によります。

なんじゃそれ!!!!!!!(・Д・)

しかしです。

学校の指導の根拠には学習指導要領というものがあるのです。

そこには、なんて書いてあるのか?

簡単に説明しますね。学習指導要領の「解説」の中では、

常用漢字表を参考にせよ!(字体)

ということになっています。

おおお、これならば、

別の文字として認識されなければ問題なし!

でいいよね?

ただし、

国語の学習指導要領にはこのようなカテゴリもあるのです。

書写

えっ????

書写って毛筆じゃないの?と思われるかもしれませんが、

硬筆

もあるんです。

さらに、書写の目的ですよね。

これは、

字を整える(字形)

という事です。

要するに、

字体と字形では、本来、指導領域は違うぜ!

が正論なんでしょうが、、

字形と字体を分けて指導するというのも、中々難しいんです。

しかし、

「わかるように書きなさい」と、「美しく書きなさい」は違うのです。

問題は、この辺りを学校の先生がきちんと認識して指導しているかどうか?なんです。

漢字は、とめ、はね、はらい等を常に意識し、細心の注意を払って美しく書かなければならない。じゃなければテストではバツ

と学校の先生が認識していれば、、何でもかんでも厳しく採点するような気がしますね。

しかしですよ?

そもそも、テストというものは、

指導したことが身についているか?

というものを、確認するためにあるものです。

つまり、 何を目的としたテストなのか??

という事なので。

これは、学校の先生から説明がなければいけない事だと思います。

指導には、根拠が必要なんです。

仮の話ですが、

受験などで困らないように、細かく採点している!

という根拠で指導していれば、

入試の採点基準がどのようになっているか?っていうのを説明できないといけないですよね??

はい。

愛知県高校入試の漢字の採点基準について説明します。

字体には活字のデザインの違いや、手書きする際の習慣の違いなどによる許容範囲があるので、採点基準が必要以上に厳密なものにならないよう、許容範囲を踏まえて正しく採点すること。

つまりどういうことか??

なんですが、

採点基準は、常用漢字表に基づくという事です。

なので、入試の場合は、

美しい字を書けなくても大丈夫!丁寧に書こうでオッケーです。

学校のテストの場合、入試とは目的が必ずしも一致しないので難しいですが、

声を大にして、もう一度言いますね。

学校のテストとは、指導したことが身についているかどうかを確認するためのもの

なので、何を目的としているテストのかを正確に、子供たちに伝えてほしいなと思います。

子供たちは、目的が分かっていればきちんと動きます。

子供たちは、言っても動かないのではありません。どう動けばいいかわからないだけです。

ポイントは、

抽象的ではなく具体的に伝える。

とても大事な事だと思います。

では、僕ならどうするか??

漢字の小テストや定期テストは、字体をメインに!

書写のテストをやるなら、字形をメインに!

採点基準を変えてテストします。

その根拠は、

文科省から各市町村の教育委員会に、授業の中で字体を評価する・字形を評価するというねらいの違いによって、評価基準は柔軟に対応すること。

になっているからです。

漢字の字体と字形というものは切り離せないことも事実ではありますが、切り離せないからこそ、

根拠を持って指導することを望みます。

今日は、朝から熱く語りました。

漢字は知れば知るほど深いので、まだまだ書きたいのですが、この辺にしておきます。

それでは!

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