もっと宿題を出してくれ。は、自分から学ぶ機会を奪っている。
こんにちは。
名古屋市緑区の塾さくら予備校の塾長です。
4月も中旬に入っていきますね。
今週から、授業が始まるという学校も多いと思います。
さて、今日は、宿題についてお話していきたいと思います。
宿題って一体何のためにやるのだろう。
このように考えたことは、一度はあるのではないでしょうか。
学校からも宿題は出ますし、さくら予備校でも毎回宿題が出ます。
しかし、
学校と塾の宿題の性質は少し異なっていると思います。
学校の宿題の目的は、
学習の定着と、決められた期限を守る練習
ということを育てるという側面があります。
まぁ、実際は育ててはないですけどね。
自分にとって必要だと思えばやるだろうし、小学生のうちに提出しなきゃいけないものは提出するという躾と習慣が身についているかどうかが大きいので。
それに比べ、塾の場合は、
学習の定着がいちばんの目的です。
宿題として習ったところを定着させる。
ということですね。
そして、学校の宿題は、人によっての違いはなく、
みーーーんな同じ宿題が出る。
例えば、英単語を10回書くという、アホみたいな宿題が出るときもあった。
aaaaaaaaaa
inininininininininin
onononononononononon
こんなの意味あるか?ってことね。
僕も今まで、学校の色々な宿題を見てきたが、
中には一つの漢字を50回書いてきなさいという、もはや苦行とも言える内容の宿題もあったりした。
もう一回言わせていただく。
アホか。。
宿題というのは時間をかければ良いというものではなく、苦行レベルの宿題は出しても脳は動いてないので、
ほとんど意味がないのです。
だって、
50回書くということが目的化されるわけだからね。
そして宿題といえば、
うちの子、宿題以外なんにもやらないので、塾の方からたくさん宿題を出してください。
実は、塾に通わせている保護者の半数以上は、このように思っているのではないかと僕は思っている。
まず、お気持ちはすごーーーーーくわかります。
という前提で、
宿題以外の勉強をしない。ということに対して、
宿題を増やすことによって、
何が解決するのか?
です。
親は、子供に言うのです。
自分で考えて、自分から動けるようになれ。
ほう。
ほほう。
それでは、必要以上に与えられる宿題にはどんな目的があるというのか。
僕が、はっきりと言っておきます。
親は、毎日毎日、SNSやゲームに時間を要している子供を見ていて不安。
だから、
宿題という時間でSNSやゲームなどの時間を削っておきたい。
というのと、
見てるとイライラする。
ということなんでしょう。
しかも、こういうのに、お父さんが参戦するとまぁ大変です。
喧嘩になるか、押さえつけられるかのどちらかです。
そして、周りから、やいのやいの言われた子供は、
逃げ場がありません。
当然、萎縮しますわな。
子供に一番やってはいけないことです。
僕は、めったなことでは叱りません。
強めに言うことはありますが、あまり叱りません。
それは、
叱るよりも、子供に対して効果的な方法を知っているからです。
萎縮に関しては、前に、このような記事を書いたのでよかったら。
そんなこと言ってても、勉強も宿題もやらないから、制限するしかないじゃないか!
という反論もあるでしょう。
もちろん、
SNSやゲームの時間などは、家庭でしっかりとルール作ることが大切です。
家庭でしっかりと作ってください。
作るけど、守らないんですよ・・・
ってあると思うので、それはまた別の機会に書きますね。
問題なのは、
その、SNSやゲームをやっていない時間。
つまり、
暇な時間を大量の宿題で埋めることがいいのかどうかです。
何度でも言う、
親は、子供に言うのです。
自分で考えて、自分から動けるようになれ。
そんな事、自分で考えろ。
自分で考えろと言いつつ、口を出す親ね。
もし、子供の暇な時間を、大量の宿題で埋めてしまえば、
与えられたものをこなす。
というだけで、
SNSやゲームをやらない暇な時間をどう過ごすか。
という、
子供が自ら考えるということまで奪ってしまうと思いません?
自分で動いて、自分で考えていけるような大人になってほしんですよね?
自分から勉強するようになってほしいんですよね?
さくら予備校の生徒は、
自分から塾に自習をしにくる生徒がたくさんいます。
でも、決して、初めからそうではありません。
生徒とどのように関わっているかという日常が大切なんです。
そして、
親が子供とどのように日常を過ごしてるか。
ここがすごく大切です。
その鍵は
親子のコミュニケーションにあります。
今日は、宿題のことについて書いていきました。
宿題については色々な考え方があると思いますが、
わりとガチめに書きました。
それではお時間となりました。
また明日。
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