令和5年度の愛知県公立高校入試の平均点から何が言えるのか
こんにちは
緑区の塾、さくら予備校の塾長です
愛知県教育委員会から、令和5年度の公立高校入試の平均点が発表されました
一応、ブログに載せておきますが
大事なのは
平均点が何点だった
というよりも
その平均点から何が見えるのか
ですよね?
それでは、まずは平均点を見てもらいましょうか
令和5年度 愛知県公立高校入試平均点
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | |
受検者平均 | 14.8 | 15.2 | 11.5 | 12.3 | 12.7 |
合格者平均 | 14.9 | 15.2 | 11.7 | 12.5 | 12.8 |
平成31年度〜令和4年度 愛知県公立高校入試平均点
国語A | 国語B | 数学A | 数学B | 社会A | 社会B | 理科A | 理科B | 英語A | 英語B | ||
令和4年度 | 受検者平均 | 13.8 | 14.9 | 11.3 | 12.0 | 12.7 | 13.7 | 11.1 | 9.9 | 12.1 | 11.8 |
合格者平均 | 14.3 | 16.4 | 11.7 | 13.2 | 13.0 | 14.8 | 11.6 | 11.0 | 12.4 | 13.0 | |
令和3年度 | 受検者平均 | 14.9 | 14.1 | 11.6 | 12.1 | 12.0 | 11.8 | 11.6 | 11.0 | 12.2 | 11.8 |
合格者平均 | 16.1 | 15.2 | 12.5 | 12.9 | 13.0 | 12.6 | 12.5 | 11.9 | 13.0 | 12.7 | |
令和2年度 | 受検者平均 | 14.1 | 14.2 | 10.8 | 9.7 | 12.8 | 12.4 | 10.0 | 10.7 | 10.9 | 10.8 |
合格者平均 | 14.7 | 14.7 | 11.5 | 10.1 | 13.4 | 13.0 | 10.7 | 11.3 | 11.5 | 11.4 | |
平成31年度 | 受検者平均 | 13.6 | 13.5 | 12.7 | 12.0 | 12.0 | 12.6 | 8.5 | 9.6 | 11.0 | 11.2 |
合格者平均 | 14.1 | 13.8 | 13.1 | 12.4 | 12.5 | 13.0 | 9.1 | 10.1 | 11.7 | 11.5 |
どうでしょう
ふーーーーん
って感じですよね?
数学は、みんなある程度できたんだろう
とか
社会は難しかったんだろう
とか推測できるという感じですかね
でも、実際はそういうことでもないんですけどね・・・
注目する箇所はまずココ
令和5年度の平均点は
受験者平均と合格者平均の差がないということ
これが何を意味するかなんですが
令和5年度の平均点は一般選抜を受験した人の平均点なんですよね
ちなみに令和4年度までは
推薦選抜、海外帰国生、外国人生徒、全日制、単位制も全部合わせての平均点なので
分母がまず違う
実は、これ結構でかいです。
そして、
受験者の点数が極端な分布にはなっていないということ
さらに、さくら予備校で分析している一部の資料を公開します
令和5年度愛知県公立高校入試 高校別志願者総数の分布
この資料から何がわかるのか
例えば
偏差値50以下の高校への志願者数は全体の46.3%ある
ということは
ここの層の受験者の平均点が
今年はそんなに低くなかったということです
そして、合格者平均と受験者平均の差があまりないということは
合否は、僅差だったということが言えそうです
そして、点数で差がつかないってことになると
内申が大事!
ということになるんですよ
こういうデータを踏まえ
令和6年度の愛知県公立高校入試の対策をどうやって立てていくか
どんどん見えてきます。
今年度の入試への準備は、もう、とっくに始めています。
今日は、平均点がどれだけでしたー
ということではなく
平均点から何が見えるのか
というお話をしました
それではお時間となりました。
また明日。