意外と知らない内申のことを専門塾の塾長が徹底解説!


こんにちは。

緑区の個別指導塾さくら予備校の塾長です。

明日は小・中学生は終業式ですね

終業式といえば

通知表

ということで

さて、今日は内申について少し話をしていこうと思います。

内申ってどうやってつくの?
内申ってどうやってつくの?

内申点と内申書はちがうもの!

中学生になると、頻繁にでてくるこの内申という言葉。

これってそもそも何か?

ということなのですが、内申という言葉にはそもそも2種類あるのです。

それが内申点と内申書です。

じつはそれぞれ正式名称があるのです。

内申点の正式名称は「評定合計」といいます。

通知表の5段階評定の数値のことで、9科目の合計の数値のことをいいます。

内申書の正式名称は「調査書」といいます。

内申点や行動記録や生徒会や部活などが記載されているものです。

高校入試のときに使用するのは内申書の方ということも覚えておきましょう。

この内申書というのは、受験においては非常に重要なものになります。

その理由は、一般的に全国の公立高校入試は学力検査と内申書の合計で合否判定をするからです。

ちなみに愛知県公立高校入試の場合、内申点は2倍されて計算されるのです。

超重要ですよね。

内申点ってどのようにつけられているのか

各教科には評価観点というものがあり次の3つあります。

通知表に載っているこの部分のことです。

主体的に学習に取り組む態度
知識・技能 
思考・判断・表現

では、これをどの基準でどのように評価しているのか?

ということになりますよね。

ええとですね、少し専門的なお話をします。

学校の授業というのは何をやるかなど、学校の先生が勝手に決めているわけではありません。

文科省が定めている学習指導要領をもとに、

学校で教育課程というものを作成し授業をすすめています。

そして、この教育課程というものの中に、

何をどのように評価していくのかというものも含まれているのです。

教育課程は生徒や保護者に伝えてもらえない?

結論から言えば学校の教科担当の先生によります

新学年になる際や

学期が変わることにある程度の説明をしている先生もいますが

まったくしない先生もいます

この教育課程は生徒や保護者に伝えることが望ましいとなっていますが

伝えなくてはならない

になっていません

しかし

保護者にとってみればそんなことどうでもいいわけで

我が子の大事な評価に関わることなんだからちゃんと教えて下さいというのが本音です

ただ、評価がどうなってますか?というのを保護者側から学校側に聞きにくいというのはあると思います

ここは今後改善していかないといけないことでしょうね

じつは、学校の先生も頭を悩ませていることだと思うので

さて、評価などをする際に教育課程というものがあるということはわかったと思います

次はいよいよ、評価観点についてお話していきたいと思います

3つのうちの、「知識・技能」や「思考・判断・表現」はテスト関連が大きいです

知識・技能であれば定期テストや小テストなどが大きな割合になります

思考・判断・表現であれば定期テストや論述などが大きな割合になります

とはいえ

テストだけでは評価がつかないということも覚えておきましょう

リアルな話ですが、定期テストが30点でも3はつくこともあります

逆に定期テストが90点でも5がつかないことがあるのが内申あるあるなのです

ここで

ひとつ大切なことを言います

内申の付き方はいろんな意見がありますよね

なんで5がつかないんだ

あの子は5なのに私は4だった

とか

あの、内申の付け方はおかしい

とか

色々

確かに

ほんの稀に

あれ?

というのはあります

がしかし

僕も今までいろんな生徒を見てきましたが

学校の先生が生徒につける評価は

まあ

妥当

です

学校の先生はよく見ていると思います

主体的に学習に取り組む態度ってどういうものなのか?

これ、一番難しい観点ですよね

それでは解説していきたいと思います。

学習指導要領が改訂される前までは、

この主体的に学習に取り組む態度の部分は「関心・意欲・態度」という観点でした。

まだ、こっちの方がわかりやすかったですよね。

まぁでも、関心・意欲・態度も教科に対する関心意欲なのか、

先生に対して関心意欲を見せるのか?という感じでしたけど

イヤミみたいになってしまいました (ノ∀`)

さて、この主体的に学習に取り組む態度というのは、大きく分けて2つの観点が存在するのです。

① 学習に対する粘り強さの側面
② みずからの学習を調整しようとする側面

このふたつなんですが、

いや、、わかりますよ?これができたら、そりゃ理想でしょう

で、この力ってどうやって評価するんですか?

というのと

どうやって指導するんですか?ですよね。

話はもどります

現状、主体的に学習に取り組む態度の部分、

学校ではどういう指導をしているのかということで、こんな感じです。

ノートにおける記述や授業中の発言
教師による行動観察
生徒による自己評価・総合評価

いや、なんとも言えない。。

難しいのがこれって主体的なんですかね?というところです

とはいっても、小・中学生にそれを自分でぜんぶやりなさい!

は中々難しいと思うので

ココが先生の力量だと思うんです。

ポイントはいかに能動的に行動できているか

この経験を積ませるが大切だと僕は思います

決して、誘導しなさいといっているわけではありませんが

まずは用意されたもので経験を積ませ、能動的に動いてるように体感させてあげることです

つまり

大切なことは

達成感なんだと僕は思います

テストの点数が上がっても内申が上がらない時がある?

テストの点数あがれば内申ってあがりますよね?

これは、よく質問されることです。

結論から言えば上がります。

但し、ある程度までは。

と付け加えておきます。

逆にテストの点数上がったのに全然内申上がらない

ということが、あるかないかといえばあります。

例えば、

定期テストの点数がすごくよかったのに思っていたより内申が上がらなかった。
自分より定期テストの点数や順位が低い子の方が自分より内申点が上。

おかしくない???

って思われた人もほんとうにたくさんいると思いますので

ここで

内申ってどのようにつくのかを見ていきましょうか

ケース1 授業で挙手の回数が多いと内申が上がるんじゃないか説

結論から言いますと、ただあげるだけなら、あげないよりあげたほうが方がいいレベルです。

というよりも、

手をあげるということを目的にするのではなく、

挙手というのは先生とのコミュニケーションなので、

自分のこと、自分の考えを知ってもらうための手段です

ここを意識していきましょう

先生に知ってもらえると、がんばっていることは職員室でも共有されることが多いので、

いろんな先生に自分の取り組んでいることを知ってもらうきっかけとなります。

そうすると先生からもコミュニケーションを取りやすいんです

先生は、なにもしてくれないと聞くこともありますが

違います。

先生は待っているのですよ!

ケース2 先生に好かれると内申が上がるんじゃないか説

そんなこと声を大にして言えない!

ですが、僕はぶっちゃけちゃいますので声を大にして言います笑

はい!あるでしょうね!

ただ、逆に先生に嫌われたから内申を下げられた。

というのも聞くことがありますが、これはあまりないかと思います。

内申点が思っていたよりもついた!

というのはありますが

内申点が思っていたよりもつかなかったというのは

必ず原因があります

話を聞いていくと

思いがけないことや

やっぱりそうか

などが見つかることも少なくありません。

先生に好かれたから内申が上がったというのも

実際はちゃんとやるべきことはやっていることがほとんどです

中学生まではテストの点数が上がっても、

内申がどのようにつけられているかを知らいないと、

定期テストで点数が取れればいいんでしょ?

先生に好かれているからあの子は得をしているなど

間違った対策や認識をしてしまいます

内申対策はまずこれを徹底的にやれ!

内申対策で大切なことは

まず

やるべきことはしっかりやること

基本的なことといえば

忘れ物はしない

提出物は期限を守ってきちんと出す

小テストの点数もしっかりとる

授業はしっかりと先生の目を見て聞く

ここ

ものすごくポイントです

内申がきちんと取れている子は

ほぼ全員

先生の話を目で聞いています

内申が取れない子は

必ず、どこか違うところを見ていたり

うつむいていたり

があります

しっかり目で授業を聞く!

これは

当たり前ですが

授業の内容が入ってきますので

テストの点数も上がりますよね

2学期からもしっかりと頑張っていきましょう!

今日は内申のお話をしました

ぜひ参考にしてください

それではお時間となりました

また明日

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