名城大学附属高校合格ラインの真実|内申38でも落ちる?当日点で逆転する現実的データ公開
名城大学附属高校は、愛知県内の中でも人気の高い私立高校です
本記事で示している名城大学附属高校の合格ボーダーは、愛知全県模試の合否追跡調査結果と
さくら予備校が独自に運用している志望校判定システムの蓄積データをもとに分析、整理したものです
いずれも愛知県内の受験生を対象とした実データであり
継続的に蓄積されてきた複数年分のデータを横断的に検証しています
そのため、県内私立高校の合格ラインを考えるうえで
現時点で確認できる中でも県内最大級のデータ群に基づいた分析であると考えています
なお、本記事で使用している愛知全県模試の合否追跡調査データについては
模試運営会社より利用許可を得た上で使用しています
はじめに
データを細かく分析すると
名城大学付属高校の場合
内申も一応参考にするが、最終的には当日点で決まる学校です
実際、名城を受験したご家庭からも
内申は十分あるのに不合格だった
内申がやや低くて、当日点で合格したかも
といった声を無料個別相談で毎年多く聞きます
今回は、名城は当日点重視という前提に立ち
内申38
定期テスト427点以上
模試偏差値帯
という条件をもとに、現実的な合格率と合格ラインを整理します
| 内申点/偏差値(想定) | 63以上 | 59〜62 | 54〜58 | 50〜53 |
| 45 | 90% | 88% | ー | ー |
| 44 | 88% | 86% | ー | ー |
| 43 | 86% | 84% | ー | ー |
| 42 | 86% | 84% | ー | ー |
| 41 | 85% | 82% | ー | ー |
| 40 | 84% | 80% | ー | ー |
| 39 | 83% | 78% | 65% | ー |
| 38 | 82% | 76% | 60% | 38% |
内申38、定期テスト420点以上が意味するもの
まず前提として
内申38
定期テスト420点後半(427点以上)
という条件は
名城大学附属を狙える学力水準を意味します
内申38は学校内の評価としてやや上位に位置し、安定して定期テスト420点以上を取れている生徒は
基礎学力がしっかりある
主要5教科の評価(評定)22〜23付近
失点を減らす学習習慣がある
という状態です
それでも、名城の場合、最終的な合否を分けるのは当日点です
そこで偏差値帯ごとに合格率の実態を細かく見ていきます
① 内申38でも偏差値で合格率は大きく変わる
内申38という条件は決して低くありません
しかし、名城では次のような差が生まれます
偏差値63以上 → 合格率 約82%
偏差値59〜62 → 合格率 約76%
偏差値54〜58 → 合格率 約60%
偏差値50〜53 → 合格率 約38%
内申が同じでも、当日点次第で合否は大幅に変わる
これは、名城が内申評価型ではなく学力勝負型であることの証拠です
② 内申が高くても当日点が低ければ落ちる
内申45であっても
偏差値63以上 → 約90%
偏差値52〜55 → 約45%
当日点が低下すれば合格率は確実に下がります。
これが名城の特徴です
偏差値63以上 → 安全圏(80%台後半〜)
偏差値63以上で内申38あれば、名城合格率は約80%台後半〜90%近く
学力の幅が広がるこのゾーンは、リスクは低いです
偏差値59〜62 → 合格ボーダー圏(70%台後半)
名城合格ラインとして最も多く見るゾーンがここです。偏差値59〜62は合格レベルで勝負になる可能性が高いが
当日の調子・問題との相性も大きく影響します
偏差値54〜58 → 挑戦圏(60%前後)
名城の合格ラインとしては一歩下がるゾーン
合格率は約60%前後(偏差値56ー57は55%程度になる)
このラインは合格できる可能性はあるが、理数科目が極端に弱いと厳しい
偏差値50〜53 → 挑戦圏(38%台前後)
偏差値がこのゾーンに下がると合格率が約38〜40%前後
となり、かなり挑戦校の領域です
内申38・高定期テストでも当日の学力の積み上げが十分でないと、合格率がグッと下がります
名城大学附属高校 合格の目安
偏差値63以上+内申38以上 → 安全圏
偏差値62〜59+内申38 → 合格ボーダー
偏差値58〜54+内申38 → 挑戦圏
偏差値53〜50+内申38 → 超挑戦圏
この区分は、偏差値だけ・内申だけ・定期テストだけ
では見えない、現実の合格確率ゾーンです
名城合格を目指すなら
模試偏差値60以上をまず目標にする
内申38以上を安定させる(出来れば39・40まで引き上げたい)
定期テストの安定 430点以上
これらを満たせば、合格率70%以上の有利ゾーンになります
名城大学付属高校レベルでは、当日点が合否を分ける
自分が今、ボーダーなのか挑戦圏なのかを正しく理解し、戦略的に受験を進めることが、名城大学付属高校合格への最短ルートとなる
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