非認知能力こそが成績に影響する!その2「グリッド」とは?
こんにちは。
緑区の学習塾、さくら予備校塾長の黒田です。
今日は、非認知能力シリーズ第2弾をお送りしていきたいと思います。
第1弾の「誠実性」に関する記事は、こちらからぜひご覧ください。
さて今日は、「変化させられる15の特性」の2つ目、「グリッド」についてお話ししていきます。
「グリッド」ってなに??どんな特性??どう変化させることができるの??などについて解説していきます。
それでは早速見ていきましょう!
グリッドってどんな能力?
この特性は、初めて聞く人もいるかもしれませんね。
名前からはどんな能力なのか想像がしにくいものではありますが、
「グリッド」とは「困難や失敗にかかわらず、長期目標に対して示す情熱と粘り強さ」と定義されています。
おおお、なんだかすごそう。
もう少しわかりやすくお話しすると、
・興味があちこちせずに自分にとっての重要目標から関心がぶれない傾向
・困難や挫折があっても諦めずに粘り強く努力し続ける傾向
という能力が「グリッド」なのです。
スポーツ選手なんかをイメージするとわかりやすいですかね。
オリンピックで金メダルを取る!という目標に向けて、途中挫折があったとしても、ひたむきに努力し続けることができる選手は、グリッドが高いと言えるということです。
これは勉強の面でも同様です。
将来これになりたい!ここの高校・大学に行きたい!という自分の中の長期目標に対して、点数が上がらなかったり勉強がうまくいかなかったとしても諦めずに努力し続けることができるということは、グリッドが高い傾向にあるということになります。
グリッドが高いとされている人は、努力の量(練習量など)が多く、自ら学び続けられるという特徴があり、前回お話しした誠実性とも関わりがあるとされています。
「グリッド」は今からでも伸ばせる?
さてこの「グリッド」ですが、「これをすると確実に伸びますよ!」という研究結果はまだ出ていません。
しかし、現段階で有望であるとされているのは、「強い動機づけ」です。
目標達成により得られる結果が自分にとって「価値」があると思えば思うほど、動機づけは高まります。
そして、目標を達成できる見込みが高いと「期待」できれば、動機づけが高まります。
つまり!価値か期待のいずれかを高めることで、グリッドは育っていくと考えられているのです。
スポーツ選手のインタビューなどでも「恩師の言葉を今も大事にしている」「コーチのアドバイスがあったから今の自分がある」など耳にしますよね。
勉強で言えば、学ぶことにはどんな価値や面白さがあるのか、そして一人一人の特性に合った勉強法や言葉をかけること、目標達成のためにどんなルートを進むべきかということを示してあげることが大切になってきます。
さくら予備校でも、生徒たちへの言葉を大事にしています。
テストや入試に向けて、どのように進めていくかという勉強自体のやり方の話のみならず、そこにしっかり向かえるように一人一人に話をしながら進めています。
グリッドという非認知能力が、勉強にも関わってくることを十分に理解しているからこそできる指導です。
そんなさくら予備校、ただいま無料体験も受付中なので、ぜひ一度いらしてみてください!
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さて今日は、非認知能力の1つ「グリッド」についてお話ししました。
このシリーズの次回は、「自己制御・自己コントロール」という能力についてお話ししていきますので、お楽しみに。
それでは!