2021年度から英語が「超」難しくなります!
さて、昨日は2021年度から内申点の評価観点が変わるぞ!というお話をしましたが、もう一つ大幅に変わるものがあります。
それは、英語です。
2021年度から、新しい学習指導要領に準じた授業が行われ、教科書も改定されるんです。
知りたいのは、どのように変わるかですよね。
一言で言うと、“超“難しくなります!
では、具体的にどのように変わっていくのかをお話ししていきます!
①単語数が増える!
現在、中学校3年間で習う単語数は1200語です。
それが、2021年度からは1600語〜1800語に増えます。
英単語は、英語を勉強する上での基本となり、入試で出題される長文問題でも単語の知識は重要になってきます。
単語数が増えるため、出てきた単語はその都度しっかり覚えていくという積み重ねがより大切になってきます!
②授業は基本、英語で行うことに!
こちらは生徒の皆さんにとっては衝撃の内容かもしれません。
新しい学習指導要領では、「授業は英語で行うことを基本とする」と書かれています。
「英語に触れる機会」と「実際のコミュニケーションの場面」がポイントとなっており、授業展開によって日本語も補助的に用いる場合もあるとしているため、
今よりも英語でのコミュニケションの機会が増えると考えておくといいと思います。
これまでは、これから何をやるか、何をやってもらいたいかなどの先生からの指示は日本語が多かったのですが、これも英語に変わる場合もあります。
何を言われているかを正確に聞き取ることが求められるため、単語や文法の知識はより一層重要になってきます!
逆を言うと、授業で習った単語や文法がこういう風に使われるんだ、こういう場面で使うんだという実例はわかりやすくなり、掴みやすくなることも考えられます。
③4技能5領域に変わる!
新しい学習指導要領では、4技能5領域においての力をつけていくための授業に変わっていきます。
1:聞くこと
日常的な話題について、必要な情報を聞き取れるようになることや話の概要を捉えることができるようになること、
社会的な話題について、要点を捉えられるようにすることが目標として挙げられています。
2:読むこと
こちらも、日常的な話題・社会的な話題について、必要な情報を読み取れるようになることや、文章の概要を捉えられるようになることが目標として挙げられています。
3:話すこと[やり取り]
関心のある事柄について簡単な語句や文を使って即興で伝え合うことができるようにすることや、自分の考えや気持ちを伝え、相手からの質問にも答えられること、
社会的な話題について考えたことや感じたことを述べ合うことができることなどが目標として挙げられています。
4:話すこと[発表]
新しい学習指導要領では、3の「話すこと」が[やり取り]と[発表]に領域が分かれています。
こちらは、関心のある事柄について即興で話すことができる、自分の考えや気持ちなどまとまりのある内容を話すことができる、
社会的な話題について考えたことや感じたことを話すことができることなどが目標です。
5:書くこと
こちらは、4:話すことにおける内容を、正確に・まとまりのある文章で書くことができるようにするということが目標として挙げられています。
④高校で習う英文法が追加される!
新しい学習指導要領では、英文法の内容や習う時期についても変わります。
現在、高校で学習している「仮定法の基本」「現在完了進行形」などの文法が、中学生の教科書に降りてきます。
高校で習うだけあり、内容も複雑で大変難しくなっています。
中学校で新しく習う英文法が増えるということは、今まで通りのペースでの授業ではなくなることは確実ですよね。
実際に、1年生の後半で習うはずの文法(unit10で出てくるような助動詞canなど)が、4月に習うページに来ていたり(unit1に出てきます)、
2年生で習っていた内容(I want to〜やwasなど)が1年生の内容に組み込まれていたりします。
現行の教科書で、1年かけて学んでいた文法をより短い期間で進め、さらに難しい文法も入ってくるとなると、相当レベルが上がります。
しっかりと準備をしていかなければ遅れてしまうようなハードな内容になっているため、早めの勉強が必要になります。
以上の3点が2021年からの変更点となります!
2021年度からの新しい内容に向けて、今のうちからさくら予備校で一緒に備えていきましょう!
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