令和5年度愛知県公立高校入試のマークシートによる問題と解答用紙の例(数学・理科)

こんにちは。

緑区の塾、個別指導さくら予備校の塾長です。

今日は、令和5年度愛知県公立高校入試がマークシートになることによって問題がどのように変化するのかということをお話ししていきます。

先日は、国語・英語・社会についてお話ししたので、

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令和5年度愛知県公立高校入試のマークシートによる問題と解答用紙の例 こんにちは。 緑区の塾、個別指導さくら予備校の塾長です。 さて、愛知県教育委員会より、令和5年度愛知県公立高校入試の学力検査問題と解答用紙の例が公表されましたね...

今日は数学と理科について考察していきます。

それでは早速見ていきましょう!

令和5年度愛知県公立高校入試のマークシートによる問題と解答用紙の例
目次

数学

数学の問題は、昨年までは全て記述問題だったので、一番変化を感じやすい教科かもしれませんね。

大問1の計算問題、大問2のグラフを書く問題、大問3の図形問題に分けてそれぞれ見ていきましょう。

①大問1の計算問題

計算問題はこのように変化しました。

マークシート方式の問題
昨年度の計算問題

昨年度までは計算をしてその答えをそのまま解答用紙に書くという形式でしたが、
マークシート形式では、計算をしてその答えと一致するものを4つの選択肢から選ぶ形式に変わりました。

これまでと同様に、計算をする過程は同じですが、数字や文字を書き写す必要は無くなったので、書き写し間違いのようなミスは少しだけ減るかな〜

実際に、「答えはちゃんと出てたのに解答用紙に写すときにマイナスをつけ忘れてしまった!」ということが過去にあったので、そのようなミスは無くなりそうですね。

4択になったことで、正答率は若干高くなると予想もありますが、

僕は、計算というのは日々しっかり練習するものだと思いますので、今年も、受験生には計算力を徹底していきます。

数学は、計算こそ基礎なので。

②大問2のグラフを書く問題

例年、関数の利用の問題でグラフを書く問題が出題されていましたが、このように変化しました。

マークシート方式の問題
昨年度のグラフを書く問題

これまではグラフを書く問題でしたが、
マークシート方式では、グラフ自体の正誤を問うものではなく、グラフをもとに答えの値を出し、5つの選択肢から正しい答えを選択する形式へと変わりました。

関数の利用の問題は、昨年度の正答率が52.5%と約半数の受験生が落としていた部分でした。

③大問3の図形問題

大問3の図形問題はこのように変化しました。

マークシート方式の図形問題
昨年度の図形問題

昨年度は、答えの値をそのまま解答用紙に書き写す形式でしたが、
マークシート方式では、答えの値をマークシートの数字を塗ることで解答する形式になっています。

解答用紙はこのようになっており、答えの数字を正しくすることが求められます。

大問3のマークシート用紙

こちらは大学入試の共通テストのような形式になっており、選択式にはなっていないため、昨年度の比較しても難易度は高いままだと考えられます。

ちなみに、昨年度の大問3の正答率ですが、⑴は57.5%、⑵①25%、⑵②8%となっており、上位層はここで差がついてきますが、今の所、今年度は、この部分の難易度はあまり変化なしかな。と考えています。

理科

昨年度までの理科の問題には、語句を答える問題・グラフを書く問題・計算問題・作図で記述部分がありました。

それぞれどのように変化したか見ていきましょう!

①語句を答える問題・グラフを書く問題

こちらは同じ大問3の中で出題されているので、一緒にお話ししていきます。
該当する問題に線が引いてあるので、その部分をご覧ください。

マークシート方式の語句問題とグラフ問題
昨年度の語句問題とグラフ問題

まずは⑵の語句を答える問題ですが、こちらは記述式から3択の選択問題に変わりました。
漢字でのミスはなくなるため、その部分は答えやすくなっていると思います。

また、「あ〜〜これなんだったっけ…」となったときに選択肢があれば、「あ〜〜!これこれ!」と選ぶことができるようにもなることに、期待するかもしれませんが、そんなことに期待せず、正しい知識を得ることが大切です。

そして⑷のグラフ問題は、直接グラフを書く問題から正しいグラフを4択から選択する問題へと変わりました。


グラフを書く問題の正答率は、昨年度で30.5%と低くなっていました。
グラフ自体の正誤を問う問題ではなくなりましたが、正しい数値と正しいグラフをセットで答える問題になっているため、しっかり計算できることが重要です。

②作図問題

昨年は地層の問題で作図が出題されていました。マークシート方式ではこのように変わります。

マークシート方式の作図問題
昨年度の作図問題

作図問題は、解答用紙を塗りつぶす形式から、
マークシート方式では、正しい解答を4択から選択する形式に変わりました。

昨年度の正答率は21.5%と低くなっていましたが、選択式になったことである程度塗る場所が絞られたため、以前よりは答えやすくなっていると考えることもできますが、入試問題はそんなに甘くありませんからね。しっかりとした対策が必要です。

③計算問題

最後に計算問題を見ていきましょう。

マークシート方式の計算問題

昨年度の計算問題

計算問題は、昨年度までは答えの値をそのまま解答用紙に記入する形式でしたが、
マークシート形式では、4つの選択肢から正しい解答を選ぶ形に変わりました。

数学の問題と同様に、計算する過程は同じですが、数字や小数点などの書き間違いによるミスはなくなりそうですね。

以上、令和5年度愛知県公立高校入試、数学・理科のマークシートによる学力検査の問題と解答用紙の例の考察をしてみました。

いかがだったでしょうか。

全体として、問題の難易度が格段に上がる可能性は低いと予想されますが、僕は、数学と理科は要注意と思っております。

このあたりは、しっかりと塾生に伝えていきたいと思います。

それでは、頑張っていきましょう!

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