国語読解が苦手なのは、実は設問をしっかり読んでいないから。
こんにちは。
緑区のさくら予備校の佐藤です。
今日は先週に引き続き、国語のついてのお話をしていきます!
お話しした内容が、少しでも国語の勉強の仕方などで悩まれている方のヒントになればと思います。
今日お話したいのが、本当の意味で「設問の文章をしっかり読んでる?」ということです。
そりゃ問題解くんだからしっかり読んでるよ!という声が聞こえてきそうですが、
「しっかり読む」とは聞かれていること・答えるときの条件を見落とさずに正確に読み取れていますか?という意味での「しっかり」なのです。
こんなことありませんか?
お子様のテストで、
「当てはまらないもの選ばないといけないのに、あってるものを選んでいる」
「全て選びなさいなのに1つしか選んでない」
「書き抜きなさいなのに、自分の言葉で書いている」
などなど。
よく問題見て、よく読んで答えなさいよ!と言いたくなるミスですよね。
そもそも、国語の問題のバリエーションは非常に豊富なんです。
形式的なことでいうと、
・抜き出しなさい(書き抜きなさい)
・「〇〇」という言葉を使って書きなさい
・簡単にまとめなさい
など、ただ抜き出すだけなのか、自分で文章を添削しながらまとめるのかでは答えの内容が変わってきますよね。
そして、
・字数制限(〇〇文字以内で書きなさいなど)
・語句の指定(「〇〇」という言葉を必ず使って書きなさいなど)がある問題
・文末の言葉が既に決まっている問題(〜という言葉に続くように書きなさい)
など、さまざまなタイプがあるのです。
形式的なことだけでなく、内容においてもさまざまなパターンがあるのです。
・〜なのはなぜですか
・〜とはどんなことですか
など、理由なのか具体的な内容を答えるのかによって変わってきますよね。
さらに「当てはまるものを答える」なのか「当てはまらないものを答える」なのか、「1つ選びなさい」なのか「全て選びなさい」なのか…
挙げ出したらキリがないほどさまざまなパターンと組み合わせで問題は作られているのです。
これは記述問題でも選択問題でも同じですし、国語のみならずどの教科の問題でも当てはまる部分はあります。
ということはですよ?
問題を解く上では、「何が問われていてどんな条件で答えるのか」というのをまずはしっかりと正確に読み取る必要があるのです。
定期テストや入試の問題でも同じですが、見落としや読み捉え間違いで点数を落としてしまうのは、なんとも勿体無いですよね。
ちゃんと読んでたらできてたのに。ということになってほしくない!正確に読めるという習慣を身につけてほしい!
という強い思いのもと、塾の授業では設問の確認を必ず行います。
問われていること、答え方の指定、条件の確認をしっかりした上で、答えを考えていくというプロセスを踏んで進めていきます。
いきなり答案の作成や選択肢選びに入らず、まずは正確に設問を読み取ることが最優先なのです。
これを繰り返しているうちに、自然と設問をしっかりと読む習慣が身についてくると考えています。
時間制限があったり、緊張状態で問題を解いたりするとき、どうしても早く問題を解かなきゃという焦りはもちろん出てくると思います。
試験ならではの独特な緊張感、ありますよね。非常にわかります。
国語は得意でしたが、入試問題を解く中で、時間を意識しすぎるあまり、どんどん進まなきゃとスピード超過になることもありました。
そんなとき、塾長の「しっかり問題読めよ〜〜」という言葉を思い出しながら解き進めていた覚えがあります。
グッとその焦りを我慢して、まずは設問の内容をしっかり確認していく習慣とつけておけば、
どんな状況でも同じルーティンで落ち着いて解けることにもつながると思うので、日々の練習から習慣づけていくことが大切です。
この習慣づけは、塾の小学生の国語授業からしっかり実践しています。
小学校の問題でも、さまざまな聞かれ方が出てきますので、小学生の頃からコツコツと積み上げていけるといいと思います。
文章の読み方、その他の解き方に関するポイントは、さくら予備校の講座の中で学ぶことができますので、ぜひ体験してみてください!
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