大学共通テストはどのように思考力を測っているのか?【国語編】
こんにちは
緑区のさくら予備校の塾長です
さて、昨日に引き続き
大学共通テストのことについて書いていきたいと思います
はじめに
大学共通テストは
センター試験より
思考力
判断力
表現力
を
今まで以上に問う試験になった
そう言われています
確かに
そういう部分はある
センター入試と比較すると
少しずつではあるが、試験の内容が変わってきたからだ
しかし
今回
大切なのは
そこではない
その
思考力
判断力
を
大学共通テストでは
どのように測っているのか
ここが大切なのだ
まず
下の表を見て下さい
これは
2022年度の共通テスト
と
2023年度の共通テスト
と
2020年のセンター入試
の
比較です
何を比較しているのかと言えば
これ
文字数を比較した表なんです
サイトを色々見てみると
問題全体の文字数を比較したものはたくさんあるのですが
さくら予備校は
本文
と
設問
を分けて分析してきました
本文と設問を分けて分析
ここがポイントです
それでは、分析した一部を載せていきたいと思います
国語(本文の文字数)
問題番号 | 2023年度共通テスト | 2022年度共通テスト | 2020年センター試験 |
大問1(評論文) | 約4078字 | 約3644字 | 約3568字 |
大問2(小説文) | 約4557字 | 約3467字 | 約5142字 |
大問3(古典) | 約1487字 | 約1723字 | 約1528字 |
大問4(漢文) | 約564字 | 約757字 | 約450字 |
評論文の文字数は年々増加傾向!
国語は
大問1 論理的な文章
大問2 文学的な文章
大問3 古文
大問4 漢文
で構成されます
ちなみに、令和7年度から国語は
大問1 論理的な文章
大問2 文学的な文章
大問3 実用的な文章 ← 新設
大問4 古文
大問5 漢文
となり
80分
から
90分
と、試験時間も変更になります
それでは
見ていきましょうか
表を見てもらえば分かる通り
評論文は年々文字数は増加傾向にありますよね
2023年と2022年の評論を比較すると
2023年のほうが434文字多いですね
400文字も??ってなるかもしれませんが
400文字だと読む時間は大体1分程度なので
この文字数増加が、ものすごい影響を与えているか?
というと
実はそれほどでもない
ということがわかります
それでは
設問がどうなっているかを見ていきましょう
国語(設問の文字数)
問題番号 | 2023年度共通テスト | 2022年度共通テスト | 2020年センター試験 |
大問1(評論文) | 約3601字 | 約2689字 | 約3677字 |
大問2(小説文) | 約4384字 | 約4324字 | 約2794字 |
大問3(古典) | 約3139字 | 約2440字 | 約1815字 |
大問4(漢文) | 約2051字 | 約1465字 | 約1477字 |
設問でさらに別の文章を読まされる
昨年までは、小説文と古典が特にそうだったのですが
これは令和7年度から始まる実用的な文章を意識したものになっています
分析したり、検討したりする力
関連のある文章や資料を的確に読み取る力
このような力を求められます
共通テストでは
本文を的確に読むことができ
さらに
別資料や別文章と本文を照らし合わせ分析する力で
思考力・判断力を測っている
共通テストになってから
とにかく読まされる
という話をよく聞きますが
読まされるという正体は
これなんです
さくら予備校では
大学入試までを見据え
思考力と判断力を鍛えるために
小学生、中学生のうちから
生徒に適切な思考をさせる様々な工夫をしています
簡単な例で言えば
なぜ?を問う
つまりどういうことか?を問う
大学入試の内容が変化すると高校入試も必ず変化します
最近では定期テストにも変化が見られるようになってきました
先手先手で
しっかりと対策をしていきたいですね
今日は、大学共通テストについて書いていきました
それではお時間となりました
また明日
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