ようやく注目されてきた非認知能力とはどのような能力か?
こんにちは。
名古屋市緑区の塾、個別指導さくら予備校の佐藤です。
7月も中頃に入ってくる時期で、夏休みが近づいてきましたね。
夏休みに入る前には、学校から通知表をもらうと思います。
今日は、通知表にも関連する「非認知能力」について少しお話ししていきます。
この「非認知能力」、実は、、成績アップに大切な役割を果たすんです。
非認知能力とは?
最近になって、ようやく注目されるようになってきたこの「非認知能力」ですが、一体どのようなものなのかですよね。
「認知能力」という言葉の前に「非」という漢字がついているんです。
そのままの意味を考えると、「認知能力ではないもの」ということになりますが、
認知能力って何だろう?という部分からお話しします。
「認知能力」とは、主に「知能」と「学力」のことを指します。
それぞれがどんなものか大まかにお話しすると、
・知能:特定の課題に対してできるだけ素早く・多く正確に解答することが求められる課題をうまくこなすこと
・学力:一定の期間ある範囲の事柄を覚えて理解し、問題の解法を習得し、試験で多くの問題に対して正確に解答すること
ということなのです。
早く、正確にということは、要するに処理能力を問われているんですよね。
しかし、非認知能力というのは、この2つではない能力のことを指すんです。
「非認知能力」とは、思考や感情や行動について、個々人が持つパターンのことを指します。
具体的には、意欲や長期的計画を実行する能力、他人との協同に必要な社会的・感情的制御などが挙げられています。
勉強に対する姿勢や、取り組み方、気持ちの持ち方などの部分は、この「非認知能力」に含まれるのです。
通知表の中にもある、「主体的に学習に取り組む態度」という観点は、この「非認知能力」が関係していると考えられます。
では、この重要視されている「非認知能力」は、伸ばしていくことができるものなのかについてお話ししていきます。
非認知能力は伸ばしていける能力か?
「非認知能力」というものを、伸ばしていくことができるのかどうか、ということですが、
一般的に、「非認知能力」は環境によって変化する部分が大きく、教育や子育ての介入によって変化することが期待されています。
「非認知能力」の中には、変化させることができる15の特性があるとされています。
その15項目はこちらです。
・誠実性(課題にしっかりと取り組むパーソナリティ)
・グリット(困難な目標への情熱と粘り強さ)
・自己制御・自己コントロール(目標の達成に向けて自分を律する力)
・好奇心(新たな知識や経験を探求する原動力)
・批判的思考(情報を適切に読み解き活用する思考力)
・楽観性(将来をポジティブに見て柔軟に対処する能力)
・時間的展望(現在・過去・未来を関連づけて捉えるスキル)
・情動知能(情動を賢く活用する力)
・感情調整(感情にうまく対処する力)
・共感性(他者の気持ちを共有し、理解する心理特性)
・自尊感情(自分自身を価値ある存在だと思う心)
・セルフ・コンパッション(自分自身を受け入れて優しい気持ちを向ける力)
・マインドフルネス(「今ここ」に注意を向けて受け入れる力)
・レジリエンス(逆境をしなやかに生き延びる力)
・エゴ・レジリエンス(日常生活のストレスに柔軟に対応する力)
いかがですか?
まーそりゃー全部できたら、大谷翔平みたいになっとるやろーーー
って塾長がいいそうなので、私も言ってみました。
私は、大学時代に心理学を専攻していたので、非認知能力についての知識はある程度ありました。みなさんも中には聞いたことのある特性もあったのではないかと思いますが、基本的に専門用語ですよね〜
この、非認知能力は、勉強に通じる部分のみならず、学校生活や部活動などにも通じてくる部分も数多くあり、お子様の日常生活や勉強という部分に密接に結びついているのです。
よく聞く話が、
部活動で学べることもたくさんある!!!
これ、みなさんも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
でも、何が学べるのかははっきりしないといいますか、具体的ではないんです。
実は、その学んでいることの正体がこの非認知能力です。
部活動でよくある、おらーーーー!しっかりやらんかーーーー!って言うのは指導でもなんでもなく、非認知能力は全く上がらないので、気をつけましょうねー
緑区の塾個別指導さくら予備校では、知能や学力の側面である「認知能力」だけではなく、この「非認知能力」の部分も分析して指導をおこなっています。
そんなの、塾の先生なら知っていて当たり前でしょーって塾長は言いそうだけど、、
今日は、非認知能力とは?ということを、簡単に説明させていただきました。
今後も、この非認知能力については、定期的に発信していこうと思います。
それでは、わたくし佐藤はこの辺りで失礼いたします。
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