国語の文章を正しく読み取るためには、まず段落を意識せよ!
こんにちは。
緑区の塾さくら予備校の佐藤です。
12月も中旬に入り、寒い日が続いていますね。
暖かくして、体調には気を配っていきたいところですね!
さて今日は、先週に引き続き国語のお話をしていきたいと思います。
まず、国語の問題を解いてもらったときによくあるミスをご紹介しましょう。
こんなことになっていませんか?
「あ、その部分ちゃんと読んでなかった」
「そこに書いてあったのか!見逃してた!」
という、文章を読み飛ばしてしまうことによるミスです。
書いてあることをただ読むだけなんだから、そんなことあり得ないよ〜〜と思った方もいるかもしれませんが、実際にあるのです。
文章が長くなったり、内容が身近ではなく比較的難しい言葉が多い内容だったりしたときに起こりやすいのですが、
全体を読んでるつもりでも、1文2文飛ばして読んでしまっていることは実際にあるのです。
たまーーに段落丸々飛ばして読んでいることもあったりします。
国語の成績が上がらない理由ははっきりしています。
読んでいないのです。
私は、中学生の時は国語学年トップでした。
高校生になっても学年トップでした。
大学時代の時も、文章を書くことについては他の学生から相談されるほど得意でした。
なので国語には自信があったのですが、それでも塾長には国語の文というのはこのように読むものだ。
とよく教えてもらいました。
私が中学生の時、国語に関する塾長の言葉で衝撃だったのは、
国語こそ数学的に思考し論理展開することが重要だ。
この考えを学べたおかげで、私の国語力はさらに増しました。
国語を論理的に読んでいくことはほんとうに大切なことです。
例えば、説明文の場合だと、段落構成を持ちながら論理的に話が進められているので、読み飛ばすことによって内容が捉えにくくなり、正しい答えにたどり着くのが難しくなるのです。
小説文の場合は、感情に関する描写が細かく書かれているので、読み飛ばすと感情の移り変わりが捉えきれなくなることも考えられます。
なんとももったいないですよね。
では、この飛ばし読みを防ぐためにどんなことができるかということなのですが、
まず1つは以前にお話しした、言葉の意味を確認すること。
1つ大事なこととして、
さくら予備校では段落ごとにどんな内容だったかということを時間制限を設けて聞き、確認をしながら進めています。
確認する内容としては、本文をしっかりと飛ばさずに読んでいないと時間内に正しく答えられないようなことになっているため、それぞれの段落ではどんなことが話されているのかを意識して読む必要があるのです。
もう一つ大事なこと!
愛知県公立高校入試の国語、段落に関わる問題はよく出題されていますからね。
段落を意識して読み進めることが、読み飛ばしを防ぐカギ!
少しだけ、ここで出てきた段落について説明すると、
そもそも「段落」には「形式段落」と「意味段落」の2種類があります。
「形式段落」とは「形式的に1マス分(1文字分)下げてから書き始めている文章のまとまり」のことを指し、学校の国語の授業などでもまずは1マス下がっている部分に数字を書くところから始めることもあります。
文章の初めが1字下がっているので、こちらは見つけやすい段落となっています。
一方で「意味段落」とは、「いくつかの形式段落を意味のつながりでひとまとめにしたもの」のことを指し、文章の内容に関するまとまりになります。
こちらは文章の内容で分けていくので、どこで話の内容が変わっているか、どこまでが1つのまとまりなのかということを読み取る必要があるのです。
段落を意識した読み方でいえば、まずは形式段落ごとの内容を確認し、その後意味段落で分ける練習を行っていくという流れで読み進めると、文章の構成や内容がつかんでいきやすいと思います。
形式段落ごとの要点を理解するには、読み飛ばさずに丁寧に読む必要があるため、文章を読む体力も少しずつ付いてきます。
そしてこの「段落を意識する」ということは、英語の長文を読む上でも非常に重要になります。
英語で書かれた長文を正しく読み取るためには、各段落に1つ含まれる要点を押さえていくことが重要になるので、これはまた別の機会にお話しできればと思います。
文章を読み飛ばしなく、丁寧に読み取るためには、「段落」を意識して読むことをオススメします!
中学生・高校生になるとより長く、難しい内容の題材に触れる機会が多いので、小学生のうちからこの読み方をしっかり身につけておくことは非常に大切です。
実際に、段落を意識した読み方を学びたい!定着させたい!という方、ぜひさくら予備校にお越しください。
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